『独学大全』「NDCトラバース」

こちらは天体観測状況18%というお天気ですが、そちらは良いお天気ですか?

 

朝にシャバーサナを15分、ヨガ瞑想を15分、静座瞑想を15分、通しでおこなって、シックスミニッツダイアリーのモーニング・ルーティンを書きました。就寝前に、ナイト・ルーティンを書きます。

 

今日のやりとげたいことの3つは、ラミのトポスをするかインターネット上に公開されている講義をひとつ受けるかブックファーストへ行くかインキュベーションリストの貼り付けをする、2月のポモドーロを回す、周辺の本の情勢を見える化する、でした。

 

今日は独学大全の技法18 NDCトラバースを読み返しました。

 

①取り上げるテーマやトピックを一つ決める

 

②テーマ・トピックに対して、日本十進分類法の各項目を掛け合わせて、検索を行う、です

 

NDCというのは図書館で採用されている分類法、日本十進分類法のことで、図書館の本のラベルに付いている数字は、その本の分類、言うなれば、図書館のどの棚にあるかがわかるようになっている、というシステムことですね。逆に、書店で購入した、いま読んでる本は、どの分野?ということもわかり、読書記録や書籍管理をするときにNDCの番号を付け加えて記録すると、どの分野の本が多いのか、その関心や偏りが見える。

 

例えば、オードリー・タンの「自由への手紙」は304なので社会科学の論文集、評論集、講演集。ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」は943なので、ドイツ文学の小説、物語の棚にあり、ホーキング博士の「ビッグ・クエスチョン」は、440.4なので、自然科学の天文学・宇宙科学の論文集、評論集、講演集。村上春樹の「風の歌を聴け」は、913.6なので、近代・明治以降の日本文学の小説、物語。

 

と、なります。図書館分類ちょっとなつかしくて長くなってしまいました。戻ります。

 

NDCトラバースのトラバースとは、横切ること、横断すること、を言うのだそうで、登山では「ジグザグの道」「岩場で登山ルートが見つからない場合に横に移動すること」を意味し、また測量の分野では多角測量を意味するのだそうです。

 

NDCトラバースは、図書館の書棚を分類を超えて渡っていくための技法であり、図書館分類を使った知的多角測量法である。あなただけの書物は、実は図書館のあちこちに分散して存在しているのだと、書かれていました。

 

図書館の棚を横断し、それを拾い集め、結び合わせるのは読み手自身に委ねられている。NDCトラバースは、こうした読みへと独学者をいざなう技法である。ということでした。

 

さきほど国立国会図書館サーチで「マネジメント」を検索したら、社会科学には1万6893の資料が、自然科学には3038の資料が、文学にも芸術にも哲学にも、どの棚にもありました。