『独学大全』「技法の前に 運に頼らない本の選び方」

もうすぐ夜になります。こちらは、天体観測状況53%というお天気ですが、そちらは良いお天気ですか?

 

朝にボディスキャン瞑想を15分、ヨガ瞑想を15分、静座瞑想を15分、通しでおこなって、シックスミニッツダイアリーのモーニング・ルーティンを書きました。就寝前に、ナイト・ルーティンを書きます。

 

今日のやりとげたいことの3つは、よかった習慣がどのようによかったのかを書き出す、10分のビデオ講義をひとつと2月のポモドーロを回す、途中になっているしたいことを書き出す、です。

 

今日は独学大全の、運に頼らない本の選び方、その周辺を読み返しました。

 

知識への扉を使う 無知くんと親父さんの対話9 古典はあなたのために書かれていない、で、「古典ではなく教科書を読め」という対話がされているのですが、その理由は、その後の展開についても教科書はフォローしているからだ、そうで、ソシュールチョムスキーではなくフロムキンの言語学教科書の新しい版を読め、ピアジェヴィゴツキーではなく最新の発達心理学の教科書を読め、となる教科書に、よさを感じました。

 

親父さんは言います「よくできた教科書は、その分野の一流の研究者が、二流三流のものを含めて膨大な研究を読み込んで、わかりやすくまとめたものだ。つまり教科書に載っている情報は、すでに別の形で発表されている。教科書を読むことは、それらをまとめ上げる膨大な時間とずば抜けた能力を借りることだ。教科書がまだない分野やトピックについては、いずれにしろ自分で文献を探し求め、まとめることになる。自分で文献を探し集めまとめてみれば、世の教科書がどれだけの能力と労力と工夫を費やし生み出されたものか、それがようやく実感でき、そして驚嘆(きょうたん)するだろう。

 

学校で配られるものは教科書というより、授業書というそうですね。

 

技法の前に、というページには、「調べものルートマップ」が載っています。載っている6つのツールは、

 

調べものツールの第一選択肢、事典。探しものの達人の肩に乗るツール、書誌。入門+事典+書誌を束ねたオールインワン、教科書。講義、講座ものは第四のレファレンスツール。人が忘れるものを持ち続ける独学の盟友(めいゆう)、書籍。知の最前線へ向かう扉、雑誌記事 論文。

 

書物には、分類システムがあり、書誌があり、文献の間で参照関係を明示(めいじ)する習慣があり、様々な検索ツールがある。これら先人が作り上げた知的遺産があればこそ、我々は、自分のニーズと課題に応じて何を読むかを自分で決めることができる。そして、そのことこそが、何を学ぶかを自分で決める本当の意味での独学を可能にしている。

 

運に頼らない本の選び方、からでした。